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2005/06/05 Sun [長年日記]

なぜデルコンピュータはお客の心をつかむのか

いまではそんなに珍しくはなくなった、コンピューターの直販モデルをいち早く確立し、大きく成長を果たしたデルの日本法人、デルコンピュータ株式会社を解説した一冊。

現在オフショアリングの影響で、猛烈な勢いで評判が落ちつつあるものの、デルのサポートの良さは有名である。

カスタマーエクスペリエンス(顧客満足)をコンセプトとしてトップが明確に方向性を示し、オペレーターの知識を均一化する為の優れたナレッジベースのノウハウを環境として整備し、オペレーターを技術指向からの脱却させ、それにより職務内容のミスマッチから来る離職を抑制し、会社組織の中でオペレーターを花形ポジションに据え、口先だけではなく、仕組みとして数値で見える評価方法を確立する事で、モチベーションを上げる等、合理的で説得力があり、学ぶ部分が非常に大きい。

特に、デルのようにPCという、差別化を図りにくい商品を扱う上で、商品意外で優位性を見出すという考え方は非常に重要だと思うし、コンピューター(&ネットワーク)という独自路線にメリットを見出せない業界では、今後ますます必要な視点だと思う。

飽和市場に風穴を開ける存在として、廉売意外で存在感を示した例として、とても頼もしい存在である。

内容はレポート調で、デルに取材した内容を、過去の文献からの引用などで補い、データとともに掲載しているといった素直な読み物。

ただ、今となってはデルは有名企業であり、特色も広く知られているため、少々退屈な感がある。

全体的な雰囲気は、大きくページを割いたデルの広告とも思える内容だが、デルのマインドを知るには、ストレートで癖の無い切り口が読みやすく、192ページとボリュームも少なく一気に読める為、常識や雑学としてデルを知るには丁度良いかもしれない。

なぜデルコンピュータはお客の心をつかむのか ― 顧客サポートNo.1の秘密を探る

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2005/06/06 Mon [長年日記]

インターネットコミュニティ戦略―ビジネスにコミュニティをどう活用するか

インターネットの、インターネット普及以前のメディアに無かった大きな特徴といえば、即時性と、双方向性だと思います。

この2つの特徴のおかげで、ネット上に現実社会とほぼ同様のコミュニティ社会がうまれ、仮想社会なんて言われるようになったのでしょう。

しかし、仮想社会に参加しているのは、現実の社会で生活している人間ですから、いずれ現実社会と仮想社会の垣根はなくなっていくものだと考えます。(日本は米国等に比べると垣根が高い気もしますが…)

そういった視点からも、コミュニティ戦略こそが、成果を左右するものとみて間違いないと常々思っていたので、この本を手に取りました。

内容に関して、漠然としたイメージもなく読み進めていったのですが、基本的には海外を中心とした、コミュニティ事例を紹介するといった内容で、初版発行が2001年2月と、古い事もあり、既に一般化したコミュニティ形態の紹介が多く、既に慣れ親しんでいるので、為になったとか新たな知識を得たという感動はありませんでした。

しかし、その事を踏まえると、4年経った現在でも、WeblogやSNSやWikiが出てきたぐらいで、基本的には余り変化していないという印象を受けました。 ここ最近のWeblogとSNSの台頭がなければ全く変わってないと言っても良いぐらいかもしれません。

とりあえず、仕組よりも、どれだけ人が集まってどれだけ使いやすいかが重要で、ユーザーである人間が主体なので、そう変わるものでもないと言う事でしょう。それには仕組みが必要なのですが。

インターネットコミュニティ戦略―ビジネスにコミュニティをどう活用するか

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2005/06/07 Tue [長年日記]

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

RPGの元祖として有名な、ドラゴンクエストシリーズの8作目です。

近年のドラゴンクエストは、端的に言うとつまらない物ばかりだったのですが、久々にまともな完成度に仕上がっています。

システムは従来どおりで、よい意味でドラゴンクエストを継承していると思います。 これにドラゴンクエストというタイトルがついていなかったら、大して売れないだろうとは思うのですが、シンプルでスタンダードなRPGとして、評価されるゲームであると思います。

7等と比べると大抵のゲームは良作になってしまうのですが、一ゲームとしてみてもなかなか良作です。100時間弱プレイしてもあまり時間を無駄にしたという気分にはなりませんでした。パーティーも固定というのが良いですね。

今回一番の目玉は、やはり開発がレベル5になった事でしょう。7等に関してはもうありえない出来だったので、この8のおかげで、9が出たら買ってもいいかなと思います。

シナリオを誰が書くかというだけで、ゲームの面白さが決まるわけではないのだなぁとしみじみ思いました。あたりまえといえばあたりまえなんだけど。

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

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2005/06/09 Thu [長年日記]

インストール

公開時期としてはいわゆる正月映画。原作本もよんでいたので、映像化した物をみてみるかという程度の動機でしたが、ただ暇だったから見ただけかもしれない。

端的に言うと、上戸彩のアイドル映画で、パンチラ、コスプレ、七変化の上戸彩好きに向けた映画です。たぶん、家でDVDで見ても面白くは無いと思うけど、小説よりは内容が明るく、さわやかな感じがするし、映像自体は綺麗で、雰囲気があるので、見ている間は飽きないと思います。

インストールインストール スタンダード・エディション

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2005/06/10 Fri [長年日記]

成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

仕事に限らず、人生に対するモチベーションをアップする事が出来ると思います。

既存ホームページの、バイリンガル版を作成する事業を立ち上げた男の成功の軌跡を追った小説。

細切れで読んだので、3時間で読み終えられたかどうかは分かりませんが、気づけば読み終わっている程度のボリュームで、読むのが楽です。

経営コンサルタントとして有名な神田昌典氏の著書で、小説は初めて書いたということですが、小説にしたことで非常に読みやすく仕上がっています。

内容はあくまでフィクションであるものの、経営コンサルトとして見えてきた問題のパターンや、実体験を元にしたエピソードには真実味がある。

ビジネスの成功と、プライベートの成功が必ずしもイコールでない事を、度々あらわしている著者であるが、氏の著書の中でも、その事を感覚的に理解させてくれる良書であると思う。

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

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2005/06/11 Sat [長年日記]

インストール

第130回芥川賞を最年少で受賞した事で、有名になった作者の作品。この作品でも第38回文芸賞を受賞作している。

映画化もされているので、あわせてみると面白さは2倍になると思います。個人的には、小説から入るのがオススメ。

年齢や受賞歴から作風や、表現力に関する批評が多い著者であるので、あえて内容についての実感想のみを述べたいと思う。

あらすじを端的にあらわすと無気力な主人公、朝子が生きることの意味を見出すといった感じ。気力を取り戻したかどうかに関しては、若干疑問の余地もあるが、前向きに登校する事等から、表現上は不明確であっても、似たようなものでは無いかと思う。

読みどころは小学生よしかず君との掛け合いと、風俗チャットの部分。風俗チャットに関しては、客との駆け引きは省略しても良いぐらいにしょうもないが、社会を垣間見る上での社会見学としての役割と、不登校という状況を際立たせ、堕落(?)している感を強調するのに一役買っている。

前出の映画は軽快でコミカルに作られている半面、小説は厭世感が前面にでていて非常に暗い。どう感じるかは、読む人の置かれている環境や経験から来る、バックグラウンドの肉付けに依存する部分も大きいので人によるとは思うが、原作ということを含めて、小説から読む事をオススメします。

インストールインストール スタンダード・エディション

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2005/06/12 Sun [長年日記]

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ!

もともとはメールマガジンで書いていたものを、まとめて書籍化したものらしい。 ディズニー物としては異例なぐらい、夢も希望も無いインサイド物です。 この内容で感動云々言われても共感は生まれないと思う。

色々なエピソードが紹介される中で、著者も当時は感謝の気持ちを持てなかったと表しているが、話の殆どは時が経つにつれ思い出が美化されていっただけとしか思えない。 日常的ではないにしても、遅刻を理由に蹴りを入れ、暴力を正当化するような講釈を述べるあたり、それはどうなんだろうと疑問を覚える事ばかり。

時代背景から来るものであったり、たまたま著者やその上司が特殊という可能性を含めても、非常識な事が度々出てくる為、ディズニーランドに行く度に著者の愚痴を思い出す事になるだろう。ディズニーランドをこれからも純粋に楽しみたい人は悲しくなるので読まないほうが良いと思う。

しかし、それは客としての視点であり、オリエンタルランドのサービスを学ぶ上では、インサイド物として、とてもリアルで価値があると思う。個人的には、この書籍からは恫喝によるコントロールのインパクトが強すぎて、あまり参考にする余地は無いのだが、ディズニーランドのひとつの側面として大変興味深い。

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ!

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2005/06/13 Mon [長年日記]

世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本

ブリタニカという英語教材を販売する会社で、コミッション営業をされていた、和田裕美氏の著作です。

ここ最近猛烈に同系の書籍を上梓されているため、本屋でよく見る名前になってきています。

著者は、前出のブリタニカでセールスが世界No.2にまで成った事があるという経歴の持ち主ですが、書籍にするにはネタが少ないかな?というのが印象です。

書籍の場合、内容よりも「世界No.2の売上を上げた人の本」として売れているという感が否めませんが、逆にその実績のおかげで陳腐なことでも説得力が違います。

内容は自分のエピソードをさわりで表し、その後はその経験を元に営業指導した事例を扱っています。この部分から学ぶことは岡目八目であり、ケーススタディに過ぎず、著者の考え方が殆ど伝わってきません。

HOWTO系としてみても事例に登場するダメ営業(失礼)は個性というかアクが強すぎて、トップセールスの人でなくても直すところがいくつも思い浮かぶので、あまり参考にはならないと思います。普通っぽい人が成長するきっかけや考え方を読者は求めてるんじゃないかなぁ?

指導事例よりも、著者自身の体験談の話があれば、是非読んでみたいと思います。

世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本

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2005/06/14 Tue [長年日記]

私がマイクロソフトで過ごした日々―敏腕マネージャーたちのベストプラクティス

私はマイクロソフト関係の本が好きです。

ビルゲイツを中心にしたものに限らず、身近なプロダクトを扱ったものが多く、「舞台裏」といったイメージが強いからだとおもいます。

しかし、近年のマイクロソフト物の書籍は、訴訟関係の内容がはずせない上、Windowsという独占状態のOS上でのビジネスが多く魅力が無くなっているかもしれません。 やはり創業初期のエンジニア物が面白いです。

そういう点では、この本はマネージャーの視点でかかれているため、マイクロソフトらしさが前面に出ているわけではなく、仮に別の会社であっても似たような内容は書けたのではないか?といった内容です。

内容自体がつまらないということは無いので、読んで損は無いと思いますが、マイクロソフトらしい内容ではない事と、ある程度の大きなIT系の企業なら同じような経験が出来そうな事、既に陳腐化した事が多いという点から是非オススメするといった本ではないと思います。

続編もあるので、あわせて読むとより良いかもしれません。

私がマイクロソフトで過ごした日々―敏腕マネージャーたちのベストプラクティス私がマイクロソフトで学んだこと

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2005/06/15 Wed [長年日記]

マイクロソフトへの挑戦―ネットスケープはいかにしてマイクロソフトに挑んだのか

またまたマイクロソフトが出てきますが、今回のメインはウェブブラウザで有名なネットスケープコミュニケーションズのお話です。

多くの方がご存知とは思いますが、インターネットの黎明期はWEBはそんなにメジャーなサービスではありませんでした。 そんなWEBを、誰でも使えるグラフィカルクライアント「MOSAIC(WEBブラウザ)」を作り、一躍キラーサービスに成長させ、後にネットスケープをつくった人たちのお話です。

彼らのおかげで、今日のインターネットの爆発的普及があったといっても、あながち間違いではないでしょう。

最終的にはマイクロソフトのIEにシェアを奪われ、ネットスケープはAOLと一緒になり、AOLもワーナーと一緒になり、今はパッとしない状態ですが、firefoxのブレイク等、今でもネットスケープにゆかりのある製品は健在です。

内容としては、企業物の定番のように、創業から急成長を迎えるまでの前半は面白いのですが、後半はマイクロソフトのOSの寡占状態を利用したいつもの手でやられ、例によって訴訟の話がメインになる等、あまり面白くありません。

ノンフィクションなのでどうしようもない事ですが、訳本という事や、登場人物が多い事、マーク・アンドリーセンが殆ど出てこない事など、主観者がめまぐるしく変わるうえ、人物描写が中途半端で話を追うのが大変です。

マイクロソフトへの挑戦―ネットスケープはいかにしてマイクロソフトに挑んだのか

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2005/06/16 Thu [長年日記]

かもめが翔んだ日

創業者による、創業からダイエー傘下に入るまでの、リクルートの歩みを記した本。

著者はリクルート事件で贈収賄の疑いで起訴され、現在執行猶予の身ではあるが、本書ではリクルート事件に関して一切触れていない。

やはり、こういった本は創業期が一番面白い。超高収益ビジネスモデルの構築や、社員採用にかける情熱等、企業は人であるという、良い体言例であると思う。

しかし、この本の大事な所はやはり後半のリクルートコスモスや、ファーストファイナンスの負債を補填するためリクルート株をダイエーの中内功氏に譲渡する部分である。その後のダイエーの状況を見るにつれ、栄枯盛衰と時代の変化を感じずにはいられない。

惜しむべきは、金融や不動産、回線の再販やスパコンの時間貸しに走った理由が恣意的な舵取りとしか読めない点である。(マンションデベロップメントに対する情熱は感じましたが)実際にリクルートが大きくなり、実業として、また時代の流れとして多角化を目指しただけなのかもしれないが、情報誌系事業に比べて、それらの事業の起こりなどは、江副氏の上梓されたこの書籍をもってしても、知ることはできません。

ベストセラーとなった本書ですが、存続企業物で、最後まで飽きさせず読めるというのは、非常に貴重だと思う。やはり、創業者本人が書いているため、一貫して一人のキーマンによる主観で通しているという所が、読みやすさの鍵でもあると思うし、自分が経営から手を引く事で企業は続いても、話は終わるという合理的な幕引きがあったからかもしれない。

かもめが翔んだ日

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2005/06/17 Fri [長年日記]

サンリオの奇跡

キティちゃん等のキャラクターで有名なサンリオの成長を辿る企業物。

キャラクタービジネスの元祖として有名なサンリオの、意外な歩み、変わった企業体質などを見る事が出来る。

誰もが知っているサンリオではあるものの、その生い立ちは、戦略的というよりも、流れに乗って成長した会社…そんな印象をこの本を読んで受けた。

サンリオといえばさまざまなキャラクターをつくり、それのライセンス販売や、グッズで設けている会社というイメージが非常に強いが、サンリオが創業された当時の1960年代には、キャラクタービジネスというものが確立されていたわけではなく、サンリオ自体もキャラクタービジネスを目的として設立されたわけではない。

詳細は省くが、初期のサンリオは商品にも販路にもあまりこだわらず、卸や小売を行う、これといって何の会社なのか良く分からない業態だった。当時は比較的経済が成長している時期だったようで、無戦略であった事が問題に成る事は特に無かったようだ。

このような会社が、いかに今のようなキャラクタービジネスを展開するようになったかという転換期は非常に面白く見えた。極端なことを言えば、特徴の無い商品に、ワンポイントデザインをつけることで販促を図り、ワンポイントデザインがキャラクターとなり、キティやリトルツインスターズの様なヒットキャラクターを生み、市場開拓を行ったという数少ない企業なのである。

まさに知財活用の先駆けであり、小さなきっかけから、利益率の良い商品を生み出すサンリオから、今もなお、学ぶ事は多いと思う。

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2005/06/19 Sun [長年日記]

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

ハイパーネットの話は、当時あまり話は聞かなかったものの、逆に倒産してから有名になった経緯がありますが、それもこの本に寄る所が大きいと思います。

内容は起業から、ビッグアイディアをつかみながらも貸しはがしにあい資金不足で倒産に追い込まれ、自己破産する所までが、丁寧に綴られている。

今となっては、結構古い本なのですが、同じテーマを扱った本で、これを超える本は私の中ではないです。倒産&失敗物は数もそんなに多くないので、貴重です。

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

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2005/06/20 Mon [長年日記]

チーズはどこへ消えた?

私がこの本を読んだのは、この本が世間の話題にも上らなくなった頃の事です。 ちょっとした移動時間をつぶすために読んだのですが、すぐに読み終わってしまい、ちょっとした暇つぶしにもならず困ったのを覚えています。

それぐらい短く読みやすい本で、ベストセラーになった本でもあるので、話の種に読んでおいても損は無いと思います。約30分で読めると思います。

内容は人生をチーズ探しに例え、変わっていく事を受け入れ、行動するという事に気づかされるといった物です。良いお話だとは思うのですが、いかんせん夢が無いんですよね。

変わっていく事が、逆に一番楽なんだけど、それって流されているだけで、本当に幸せって何かを見失ってるんじゃないの?ねずみみたいに…というのが感想です。 人間はチーズを探しに行くのではなくて、チーズを作れるようにならないと未来は無いんだと思います。

チーズはどこへ消えた?

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2005/06/27 Mon [長年日記]

強い会社をつくる失敗学

この本は、会社経営に関する失敗事例を集めたものです。

10社の事例を、一件約20ページ程度のボリュームでまとめたもので、顛末が丁度良い分量で綴られています。詳細に解説された本が出版されているような事例もありますが、一時期流行った、あらすじ本、要約本のように効率よく要点を知る上では、非常に価値があります。

倒産の原因も著者の分析で解説されているのですが、まずい対応も倒産の事実も結果論なので、実際同じ立場ならその状況に気づけるか、気づいたときに回避できるかというのは別問題ではあると思いますが、一時は高成長企業としてもてはやされた企業の事例が多いだけに、おごりと過信に陥らず、謙虚に現状を分析する能力が必要である事を、あらためて感じました。

なんでも試行錯誤して改善されていくものなので、失敗に学ぶというのは、非常に為になると思います。先人にならい、同じ轍を踏まないようにするのは、経験を継承できる人間の最大の強みであるので失敗に学ぶ本をもっと読みたいですね。

強い会社をつくる失敗学

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