2007/08/29 Wed [長年日記]
トーマの心臓
萩尾望都という人は、女性作者による少女漫画の礎を作った24年組のひとりで大層な人らしい。過去に11人いる!を読んだ事があって、SF物でなかなか面白かったので、他の代表作も読んでみる事にした。
舞台はドイツの全寮制の男子校(たぶんね)が舞台で、トーマが転落死する場面から始まる。周りの生徒は衝撃を受けながらも普段の日々に戻っていくのだが、そこにトーマそっくりの転校生エーリクがあらわれて〜という話。
この説明じゃSFかサスペンスみたいで要領を得ないと思うけど、要点はこの学校の生徒はみんな基本的にホモセクシャルの素養を自然とみにつけてるというところなんだよね。で、好きだ嫌いだというのが話の筋です。やたらと悩み多き生徒たちなんだけど、そこは不自然すぎるぐらいに全く悩んだりしないんだ。女の子も校外には居るし、親はヘテロだから世界全体がそうという訳ではないのに。まぁそこはそういう設定ということでスルーで良いけど。
少女漫画なわけだけども、いまでいうなら立派に確立されたジャンルである腐女子向けで、ぼくとしてはさして面白くもなかった。しかし、一人の漫画家がSF描いたりBL描いたりとやっぱこの時代は色々激動してたんだなぁと思いました。
[ツッコミを入れる]
ツッコミ・コメントがあればどうぞ! E-mailアドレスは公開されません。
- [PR] 夜は短し歩けよ乙女 の 森見登美彦
- [PR] 鹿男あをによし の 万城目学




