2008/07/26 Sat [長年日記]
人類は衰退しました 3
第三巻です。人類は衰退しました 2で書いた様に、時間が流れていない様な牧歌的な環境を舞台にトリトメの無い話を延々やるのかなと思ったら、長編という事もあってか歴史の断絶を盾にネタに困るまではアンタッチャブルを貫くだろうと思われた、人類が衰退した理由がこの話でかすかに分かってきました。正直驚きです。
だた、ストーリー的には消費的で、妖精さんこそがこのシリーズのキモだと勝手に考えていたいたんだけど、今回は妖精さんは蚊帳の外で存在感が余り無い。妖精さんは主体性が無く、妖精の誰々という存在が主張するでもなく全体として妖精さんであり、その辺が理由で扱いが難しいとは思うのだけど、早くももてあましぎみか。
とはいってもその妖精さん不在が3巻の面白さの源で、詳しくは読んで頂きたいのだけど、この世界の一属性と思われていた安穏とした雰囲気は妖精さんが居てこそらしい。そんなわけで、いつものどうとでもなるといった投げやりな感じが全然無く、特に遺跡をさ迷う前半部はこれまでにない緊迫感があり、どう転ぶのか分からないという展開が、どんどん先を読ませてくれた。
個人的には良かったのだけど、安穏とした今までのストーリーとは180度違って、そこが好きで読んできた人がどう思うのかは気になった。そういう意味では前半はらしくなかったとも言えるかも。でも、クライマックスは妖精さんの再登場により一転して適当のハチャメチャなんですけど。
という感じで3巻で新機軸が垣間見えたんだけど、4巻になったらまたサブストーリーの様なメインストーリーが戻ってくるやも知れ得ず(その可能性の方が大きそう)そのへんどうなるのか4巻も気になってしまいます。
MEMO:今見返すと1巻の感想書いてないんだな。
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