2008/08/21 Thu [長年日記]
武士道シックスティーン
高校女子剣道をテーマにした話で、ひとりは剣道に懸け、相手に勝つ事に拘(こだわ)ってきた磯山と、勝負が苦手で剣道の価値を人との競争以外に求める西荻の対照的な2人が中3の秋に市民大会で対戦し、春に同じ高校に進学し剣道部で出会うところから始まります。
話の筋は剣道に懸けてきた磯山さんが剣道で自己実現を図る事に疑問を感じて無気力っぽくなってしまう所に、西荻さんがフォローする事で二人とも成長する見たいな淡白な話なんだけど、これが分かりやすくも解のない問題だけに妙に深くて、どういう風に落としどころを見つけるのか興味深く読めました。
冒頭で剣道がテーマといったけど、実際には生きる動機とか人生とかを考えるという壮大なテーマを扱っていて、漠然としているのだけど普遍的でまとまりの良いお話です。何よりこの著者は分かりやすい話を書くのが上手ですね。読み疲れる事が無いです。
この著者の本は何冊か読みたいなーと思いました。
[ツッコミを入れる]
ツッコミ・コメントがあればどうぞ! E-mailアドレスは公開されません。


